蜂の子が含む成分の働きでめまいを改善

蜂の子には、その含まれる成分の働きにより『めまい』の改善にも効果が期待できます。
めまいが起きた場合には、症状が治まるまで安静にし、しっかり心身を休ませるのが最善の対処法ですが、自律神経に働きかけて整える作用もある蜂の子の活用も、改善におすすめできる方法です。
この記事では、蜂の子に期待できるめまいの改善効果についてご紹介します。

めまいについて

めまいは現れる症状や程度の強弱に個人差があるのが特徴のため、ついつい見逃してしまう症状です。
症状が頻発するようであれば耳鼻科を受診するのが一般的で、程度が強い場合には脳神経外科を受診し、重大な疾患が隠れていないかを検査するのも推奨されています。
とはいえ、症状を自覚しているにも関わらず、病院で検査しても異常なしと診断されることが多く、薬を出されて診察終了となる場合が多いです。
実はめまいの原因の多くは、脳への血流が減少・不足するなどの『脳の血流障害』という症状の可能性が高く、主にストレスによる自律神経のバランスの崩れ、背中・首の骨や頭蓋骨のゆがみ、首・肩のコリや顎関節症がその発症を招きます。
めまいがしているのに病院での検査結果で特に異常がないと診断されるのは、あくまで「内耳や中耳には異常なし」ということであり、耳鼻咽喉のほかは専門外なので、原因が特定できなかったためなのです。

主なめまいの種類には、地に足がついていないような『浮動性めまい』と、自身や周囲がぐるぐる回っているような『回転性めまい』との2つがあります。

浮動性めまい

浮動性めまいが起こるのは、ストレスによる自律神経のバランスの崩れが大きな原因で、慢性的もしくは過度のストレスを抱えている状態に現れやすくなります。
自律神経失調症と関連が深い症状で、雲の上を歩いているように身体がふわふわしたり、まっすぐ歩くのが難しくなったりするほか、立ち上がるとふらついたり気が遠くなるように感じたりします。
耳鳴りや頭痛、動悸や不眠などを伴ったり、薬の副作用で起こったりする場合もあるので、まずはしっかり休養し、服薬している場合は処方医師や薬剤師に相談するのをおすすめします。

回転性めまい

回転性めまいが起こるのは、耳の奥にある、身体の平衡感覚を司る三半規管になんらかの原因がある場合です。
中でもその血行不良が原因でめまいが起きている場合、病院で異常なしと診断される可能性が高くなります。
また、三半規管にリンパ液など水分が溜まる『メニエール病』の初期症状に伴って起こるのも分かっていて、水が溜まってしまう原因もストレスの影響と考えられています。
回転性めまいも過度のストレスや睡眠不足、疲れの蓄積などで起こる自律神経のバランスの崩れと関係性があるといえるのです。

蜂の子がめまいの改善に効果的な理由とは?

蜂の子が含む栄養素の以下のような働きにより、めまいが起こる主な原因に働きかけ、効率よく改善する効果が期待できます。

ストレス軽減に有効なため

蜂の子に含まれる必須アミノ酸の一つのトリプトファンは、精神の安定に働きかけたりストレスに対抗したりする作用のあるセロトニンの前駆体となる成分です。
セロトニンは脳の神経伝達物質の一つで、自然な睡眠周期を調整するホルモンのメラトニンの分泌を促す働きを備えています。
メラトニンは体内時計を正常に整え、規則正しく眠気を誘う働きがあるため、ストレス解消に非常に効果的な睡眠に重要な役割を担っているのです。
質の高い睡眠とは、いかに深く眠るかが重要なので、トリプトファンは精神安定作用や催眠作用を持つ物質の前駆体となることで、めまいの改善に役立っているといえます。
睡眠不足もめまいを引き起こす要因の一つのため、蜂の子を活用して十分な睡眠時間を確保し、神経と身体を休めることが大切なのです。

自律神経のバランスを整える作用があるため

また、トリプトファンの働きにより、自律神経のバランスを整えることでめまいの改善に効果的と考えられています。
交感神経と副交感神経の2つの神経からなる自律神経は、それぞれが働くべきときにスムーズに切り替わることで身体の正常な機能をコントロールしています。
交感神経は、日中に優位になり、緊張やストレスを感じた際にも活性化する性質がある一方、副交感神経は夕方から夜の就寝時に優位になり、心身がリラックスしているときにも活発になる性質があります。
しかし、両者のバランスが崩れて両者の切り替えがうまくいかなくなると、交感神経が優位になった状態がつづいて心身がリラックスできず、緊張状態が長引くことになるのです。
トリプトファンを原料につくられるセロトニンは、ストレスに反応するアドレナリンや不安を感じたときに分泌されるノルアドレナリンなどの神経伝達物質を調整し、落ち着かせる作用があります。
自律神経は神経伝達物質と相互に影響しあう関係性にあるため、セロトニンがほかの神経伝達物質の亢進を抑えることで、交感神経と副交感神経のバランスが正常になり、自律神経が整えられてめまいの改善につながるのです。