蜂の子サプリを摂るベストなタイミング

蜂の子にはさまざまな栄養素が豊富に含まれています。
その高い栄養素を気軽に摂取できるのが、蜂の子のサプリメントです。
しかし、サプリメントには一日の目安量の記載はあるものの、飲む時間帯は書かれていないので、いつ飲めばよいのかよく分からない、という人は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、蜂の子サプリメントを飲む目的に応じたベストなタイミングについてご紹介します。

蜂の子サプリメントの基本

健康の維持や増進に役立つ、特定の成分を濃縮したサプリメントは健康食品に分類され、錠剤やカプセルなど形状は医薬品に似ていますが、まったくの別物です。
サプリメントにこのような飲み方が明記されていると、医薬品や医薬部外品と混同する可能性があるので、薬機法によって両者を区別するため、飲む時間帯や摂取量が記載されていないのです。
とはいえ、法律上は記載していなくとも、サプリメントをより効果的に摂取するタイミングはあります。

サプリメントの飲み方とは?

サプリメントを摂取する際には、必ず水やぬるま湯で飲むのが原則といえます。
水には栄養素の摂取を阻害するような余分な成分が含まれていないので、サプリメントの含有成分と反応してその吸収率を下げる恐れが避けられるためです。
一例を挙げると、お茶やコーヒーに含まれるポリフェノール類の一つのタンニンは、蜂の子が含む鉄の吸収を阻害する作用があります。
このほかにもお茶などでサプリメントを飲むと、本来の効果が下がってしまう成分があるため、水以外で飲むのは控える必要があるのです。

サプリメントの摂取で重要なこととは?

サプリメントは健康食品のため、医薬品のような即効性は期待できないので、2~3日飲んで効果が出ないと性急に判断するのは誤りといえます。
蜂の子サプリメントも同様で、飲むうえでもっとも重要なのはつづけることです。
人体の細胞が代謝によって入れ替わるには、肌では28日、胃腸では半日から3日、心臓では22日など、個人差はあるものの一定の時間がかかります。
そのため、サプリメントでなんらかの効果を期待して摂取する場合には、3ヶ月間はつづけるのが目安とされています。
最低でも1ヶ月は継続し、3ヶ月の摂取を目標につづけるのをおすすめします。

蜂の子サプリメントを目的別に摂るベストなタイミングとは?

ここでは、蜂の子サプリメントを摂取するうえでより効果を上げるため、目的に沿ったベストなタイミングについてご紹介します。

栄養補給を目的とする場合

蜂の子は古くから貴重なタンパク源として用いられてきた食品で、必須アミノ酸9種すべてを含む豊富なアミノ酸で構成された良質なタンパク質を含んでいます。
アミノ酸系サプリメントは、食事のタイミングと重なっていると、食品中のタンパク質が先に体内に吸収されると考えられているため、食後すぐの摂取は効果が下がってしまうのが難点です。
アミノ酸の補給を目的に蜂の子サプリメントを利用する場合、その吸収率を高めるには、食事をする30分以上前か、食後3時間経ってからなど空腹時の摂取が推奨されています。

筋力・持久力の向上を目的とする場合

蜂の子に疲労回復の効果が期待できるのは、バリンやロイシン、イソロイシンといった筋肉の主成分となる必須アミノ酸の働きによると考えられています。
筋力づくりに役立つこれらのアミノ酸を摂取することで筋力強化にも効果が期待できますが、必須アミノ酸は体内での合成ができず、食品やサプリメントから摂取する必要があります。
蜂の子サプリメントに含まれるBCAAには疲労の軽減のほか、筋肉の増強の効果が期待でき、こうした効果を目的とする場合は、運動する約30分前に飲むのが推奨されています。
運動前に摂取しておくことで運動中にBCAAが吸収され、疲労を軽減して持久力を高める効果にもつながるため、30分前の摂取を意識するとよいでしょう。
また、運動すると筋肉組織が破壊されるため、激しい運動後の筋肉痛の発生を避けたい場合や、組織の修復・再生を早めたいときには、運動後の摂取も効果的です。

質の高い睡眠を目的とする場合

蜂の子には、精神安定や睡眠の質を高める作用を持つアミノ酸のトリプトファンやグリシン、セリンが含まれています。
中でも非必須アミノ酸のグリシンを、不眠などの悩みを持つ被験者に就寝前に摂取させた実験によると、寝つきがよくなり、深い睡眠により到達できたという報告がなされています。
また、翌朝には疲れがとれて、すっきりと目覚められたことが分かっています。
同じ非必須アミノ酸のセリンは、脳の神経細胞の原料となる物質で、神経系に働きかけ良質な睡眠をもたらす効能が認められています。
こうした安眠効果を目的に蜂の子サプリメントを摂取する場合には、就寝の30~1時間前に飲むのが推奨されています。